11月26日(日曜日)
NTT西日本様のご協力による小学生のためのプログラミング教室を開催いたしました。
今回は、たこ焼きロボットことozobot を使って、プログラミングの基礎を学びます。
まず、低学年対象の第一部では、プログラムがプリインストールされたozobotを使って、プログラムで動くとはどういう事か、遊びも混じえながらみんなで考えました。
色のパターンを認識する(指示を受ける)、そしてその指令通りの動作を実行する。
まさにプログラミングやロボットの本質というわけです。
続いて、高学年向けの第二部では、タブレットを使って、自分でプログラムを組むところから考えていきました。
ozobotは、ozoblocklyという環境を使ってプログラムを組んでいきます。
ozoblocklyは、いわゆるプログラミング言語のルールをマスターしていなくても、ある命令が書かれたブロックのようなものをPCやタブレットの画面上で組み合わせていくことで、プログラムの作成、指示を視覚的にすることができるというもの。
(ex.開発画面)
プログラミングの基本である、逐次処理や、条件分岐、繰り返しについて、初めてプログラミングにふれる人でも簡単に理解することができます。
今回参加してくれた子どもたちのほとんどもプログラミングは初体験でした。
それでも、いきなりアレンジを加えたり、違う方法を検討してみたりと、早速いろんな事に挑戦している子がたくさんいた事にはとても驚かされます。
普段からタブレットや、スマートフォンに触れる機会も多い現代の子どもたち。
来るプログラミングの時代も、彼らにとってはきっとそんなに違和感なく受け入れられることになるのでありましょう。
2020年には、小学校でもプログラミング教育が必修化される予定です。
この必修化で目的とされているのは、プログラミング言語を覚える事や、正確なプログラムの組み方を覚える事でもありません。上記の逐次処理や、条件分岐など、これらの人がなにかを論理的に思考する上で、決して欠くことのできない思考様式について、幼いうちからそれを身につける事が目的とされています。
現代において、そうしたものの見方、考え方を早いうちから身につけることには一定の意義がありましょう。
何かを学ぶのではなく、自分の思考の個性そのものについて学ぶという事、
ただプログラミングという技を身につけるのではない、
これもまた自らを知るの一歩たり得るのです。
(文 岡田 光輝)