“あこ”改修工事中 vol.4

秋蚕【あきご】

とは、晩夏から秋にかけて飼育されるカイコの事。

日中の暑さに比して、虫鳴く今宵は秋の気配すらあるような、、、

 

なにも盆も迎えずにこんな事を言うのも気がせいでいるというわけばかりではありませぬ、

 

こんな話題から始めたわけは、昨日の記事をご覧になられた方にはきっとおわかりになったことでしょう。

 

 

昨日は、veilをして、cocoonと評しましたが、今日はほぼ完了した吹付けの白粉を眺め、改めてお蚕さんを空想しておったというわけです。

 

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そういえば、ここ土佐町でもかつては養蚕農家があったとか、

 

 

それを話してくれたのはある一人の高校生。彼は動画制作が趣味とのこと。

 

嬉々と自らの祖父の代を語り、かつ新たな時代を生きる彼の姿に、この地域の伝統と未来とが紡がれていく予感を見たといえば大袈裟でしょうか。

 

 

あらたまの 年は来ゆきて 玉梓の 使の来ねば 霞立つ 長き春日を 天地に 思ひ足らはし たらちねの 母が飼ふ蚕の繭隠り 息づきわたり 我が恋ふる 心のうちを 人に言ふ ものにしあらねば 松が根の 待つこと遠み 天伝ふ 日の暮れぬれば 白栲の 我が衣手も 通りて濡れぬ

『万葉集 三二五八』

 

 

”待つこゝろの観照”

 

時節は違えど、それも意匠に囚われぬ直截の前には皆同じ事、、、

 

 

 

満ちた月を眺めながら今日はpoeticな改修ブログをお送りしました〜

(続く